2005年01月28日

大航海時代の沖縄とレキオス

現代版組踊「大航海レキオス」の舞台は、「琉球」と呼ばれた頃の沖縄。
この時代の沖縄は、小国ながら独立した王国でありました。

14世紀後半、中国に誕生したばかりの明の国と冊封・進貢関係を結び、
日本、東南アジアと中 国との間の中継貿易の担い手として、大航海時代
呼ばれる一時代を築きました。

沖縄の伝統的な酒・泡盛三線などの楽器、染織など
沖縄文化のほとんどは、この時代に中国や日本、アジア諸国から琉球に
渡来した文物の影響を受け、やがて独自の発展を遂げたと考えられています。

「大航海レキオス」劇中でも、タイ、中国、マレーシアを旅する主人公・航太が
それぞれの土地で、タイの地酒「ラウロン」が泡盛のルーツであったり、
琉球舞踊の手や腰の動きがタイの舞踊から影響を受けていることを
知ります。

また、本作品のタイトルとなった「レキオス(REQUIOS=レキオス:琉球人)」とは、
交易相手だったポルトガル人が、友好的で武器を持たず、平和を愛する民であった
当時の琉球人達に敬意と親しみをこめてつけた呼び名といわれています。
  

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2005年01月28日

三線の始祖・アカインコ

「大航海レキオス」の主人公・航太はある日、海を見ていたら、大きな嵐に
巻き込まれ、過去にタイムスリップしてしまいます。

航太がタイムスリップした先は、琉球王朝時代の沖縄。
そこで彼は「アカインコ」という変わった名前の青年に自分が
成り変っていることに気づきます。

航太が成り変ってしまった「アカインコ」とは、三線音楽の祖と言われる伝説の人物。
沖縄の古謡集「おもろさうし」や古い琉歌にその名が登場します。

三線を奏でながら沖縄中を練り歩いた吟遊詩人といわれ、出身地とされる
本島・読谷村(よみたんそん)には彼のお墓、赤犬子宮があり、三線を
本格的に勉強している人にとってのメッカです。

「歌と三線の(ぬ)む(ん)かし初(はじまい)や、犬子音東の(いんく・ねあがりぬ)神の御作(みさく)」
と琉歌に詠まれました。

もう一人の謎の人物、音東と共に歌の神とまで言われた存在です。  

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2005年01月28日

宮古島の薄幸の美女・マムヤ

「大航海レキオス」の登場人物のひとり、航太/アカインコの旅の仲間である
美少女マムヤ。

持ち前の明るさと元気で、旅の仲間のお姉さん的存在の彼女。
でも、時折見せる憂いのある表情に、仲間のオヤケアカハチは
放っておけない、守ってあげたい…という気持ちを抱きます。

そのマムヤのベースになっているのは、宮古島の伝説の美女・マムヤ。
機織の名手でもあります。

伝説によると、彼女の美しさに目がくらんだ当時の権力者・野城按司は、
妻子がありながらもマムヤを妻とするが、のちに心変わりし捨ててしまいます。
按司の心変わりに深く傷ついたマムヤは、東平安名崎から身を投げます。

東平安名崎にある「マムヤの墓」には、「この様な不幸が起ったのは、
マムヤが美しかったせい。どうかこの村にマムヤのような美人が二度と
生まれてこないようにして下さい」

と母が涙ながらに祈ったと記されています。  

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2005年01月28日

八重山の豪傑・オヤケアカハチ

航太/アカインコの旅の仲間、アカハチ。
楽天家で豪快。
「大航海レキオス」では、旅と人生を思い切り謳歌し、旅の仲間の
ムードメーカー的存在でもある彼。

そのアカハチのベースは、歴史上の人物であり、八重山の英雄とも
呼ばれているオヤケアカハチ。
「オヤケアカハチの乱(1500年)」の首謀者として知られています。

「オヤケアカハチの乱」とは、首里王府から課せられる重い税(人頭税:にんとうぜい)に
苦しんでいた島人を救うため、首里王府に反旗を翻した戦い。
この時の軍勢は首里側三千人に対し、アカハチ側はわずか三百人。
多勢の前にあえなく破れました。

しかし、歴史上では「逆賊」とされるアカハチですが、彼が治めていたと言われる
石垣島・大浜村の人は彼を英雄とたたえ、2000年には銅像も建立されました。  

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