2005年01月28日

三線の始祖・アカインコ

「大航海レキオス」の主人公・航太はある日、海を見ていたら、大きな嵐に
巻き込まれ、過去にタイムスリップしてしまいます。

航太がタイムスリップした先は、琉球王朝時代の沖縄。
そこで彼は「アカインコ」という変わった名前の青年に自分が
成り変っていることに気づきます。

航太が成り変ってしまった「アカインコ」とは、三線音楽の祖と言われる伝説の人物。
沖縄の古謡集「おもろさうし」や古い琉歌にその名が登場します。

三線を奏でながら沖縄中を練り歩いた吟遊詩人といわれ、出身地とされる
本島・読谷村(よみたんそん)には彼のお墓、赤犬子宮があり、三線を
本格的に勉強している人にとってのメッカです。

「歌と三線の(ぬ)む(ん)かし初(はじまい)や、犬子音東の(いんく・ねあがりぬ)神の御作(みさく)」
と琉歌に詠まれました。

もう一人の謎の人物、音東と共に歌の神とまで言われた存在です。


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Posted by yurippe at 17:50│Comments(0)物語の背景
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